夕映えのグラウンド

 忘れられない、あの夏の夕暮れ……。
 僕は、魔法使いに出会った。

 そして四年。高校生になった僕は、思いがけない再会を果たす。
 あの魔法使いとの再会。流れ出す時間。失ったもの。奪われたもの。流れた時間。想いと思い出。
 切ない痛みを伴って、全てが、唐突に流れ出す。動き出す。回り出す。

 夕映えのグラウンドで魔女が微笑むとき、僕はまた新しい一歩を踏み出す。




 Million Meansの個人誌第4弾。
 小熊善之が挑戦する青春ファンタジー。


 現在絶版です。
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